電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-11-25
災害時の予約型電話輻輳制御方式の改善と評価
○浅野大樹・高橋志学・平栗健史・吉野秀明(日本工大)
大規模災害時には、安否確認のために電話の需要が急増し、電話が繋がりにくくなる。このような状態を輻輳という。東日本大震災では安否確認のため、電話の利用が平常時の約50〜60倍の輻輳状態となり、発信規制が90%にも及んだ。これに対して、災害時でも双方向の通話を実現し、ユーザの要求を満たす予約型輻輳制御方式が提案されている。 予約型輻輳制御方式には、呼の発生率が高くなるほど待ち時間が長くなる課題がある。本研究では、この課題を解決するため最短通話優先方式を提案する。結果として、輻輳時の再呼の抑止、ネットワーク負荷の大幅な削減に繋がると期待できる。提案方式は、優先RCSに比べ平均待ち時間を短く抑えることができるとともに、平均待ち時間を安定して抑えられることが判った。