電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-11-12
遅延変動を有するネットワーク化制御における動的送信データ選択手法の性能評価
◎舩越崇裕・今井隆輔・久保亮吾(慶大)
ネットワークを介して接続された制御システムをネットワーク化制御システム(NCS:Networked Control System)と呼ぶ.NCSでは遠隔制御が可能であり,インターネットの発達によって実装が容易となりつつある.NCSの課題として,情報通信機器での消費電力の増加や通信遅延による制御性能の劣化が挙げられる.送信データ量を削減することでネットワークの省電力化や通信遅延の原因となる輻輳の回避が可能である.著者らは,動的に変更可能なしきい値を用いて,重要なデータのみを適切に選択して送信する動的送信データ選択手法を提案してきた.しかし,遅延変動が存在する状況における制御性能の評価はこれまでに行われていない.本研究では,実験により通信遅延の増大や変動が提案手法の性能へ及ぼす影響を検証する.