電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-11-6
MDL基準を用いたネットワークフロー流量分布の推定
◎加瀬史門・内田真人(千葉工大)
広域ネットワークの管理・運用においては,複数のネットワーク間を交流するトラヒックフローの流量(ネットワークフロー流量)を高い精度で把握することが重要である.ネットワークフロー流量はルータを通過する個々のパケットの発着IPアドレスを直接計測することによって把握することが原理的には可能であるが,通常このような方法の計測コストは高く現実的ではない.本研究では,ルータでの計測が容易である複数のネットワークフローを集約した流量(集約ネットワークフロー流量)から各ネットワークフロー流量が従う確率分布を推定する手法である逆関数法を実行する際の確率モデルを,MDL基準と呼ばれる情報量基準により最適化することで,推定精度の向上と変動の軽減を可能とする手法を提案する.