電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-10-83
相補スペクトル反転を用いた予約帯域不要な位相共役変換器
○梅木毅伺・風間拓志・小野浩孝・宮本 裕・竹ノ内弘和(NTT)
デジタルコヒーレント技術を基盤とした周波数利用効率向上によるさらなる容量拡大には、システム内でより高い信号対雑音(S/N)比が要求される。しかしながら、S/N比の確保に伴う信号強度の増大により、伝送ファイバ中での非線形光学効果により生じる信号歪み(非線形歪み)が大容量化を制限する大きな課題として顕在化してきている。位相共役光変換(OPC)は、分散補償に加え非線形歪みも補償可能な有用な技術であるが、変換のための帯域占有による周波数利用効率低下の観点では課題があった。今回、変換のための予約帯域を占有することなく位相共役変換が可能な相補スペクトル反転を用いた位相共役変換(CSI-OPC)を提案し、非線形歪み補償の原理確認を行ったので報告する。