電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-10-68
デジタル非線形補償信号処理回路の実証実験
○中島久雄・秋山祐一・星田剛司・前田泰三・松浦秀行・竹内 理(富士通)
高多値変調信号の伝送距離課題を克服するための技術として,光ファイバ伝送中に発生する非線形光学効果による歪みを信号処理技術で補償するデジタル非線形補償技術が注目されている.本稿では,100Gbit/s以上の信号をリアルタイム処理可能なデジタル非線形補償信号処理回路を用いて,128Gbit/s DP-QPSK信号を用いたSMF 800kmの伝送実験評価を実施した.チャネル内の非線形効果を補償する後方伝搬型のデジタル非線形補償回路と,チャンネル間非線形による非線形偏波クロストークを低減する偏波クロストークキャンセラ回路を搭載した実機の非線形補償信号処理回路により約3dBの伝送性能改善を得た。