電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-10-51
逆伝達関数を用いた光ファイバ中の自己位相変調予等化性能改善に関する検討
◎賀川拓用・植之原裕行(東工大)
近年,さらなる光ファイバ通信システムの大容量伝送実現に対し,非線形シャノン限界の打破を試みる研究が盛んになされている.非線形シャノン限界とは,非線形歪によりSNR(信号対雑音比)を向上しても周波数利用効率が向上しない制約である.この制限を打破するためBP(Back-Propagation)法を用いた補償手法等が研究されているが,複雑性によりシステムへの負荷が問題となっている.今回我々は,非線形歪の一つであるSPM(自己位相変調)と線形歪によるシンボル点広がりをディジタル信号処理で送受信器間のシンボル毎の逆伝達関数を用いて, システムへの負荷を抑制しながら送信器側で予等化する手法をSSFM(Split-Step Fourier Method)を用いたシミュレーションにより検討したので報告する.