電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-10-45
2組の2トーン光信号を用いたコヒーレント光受信器における同相信号除去比の測定
○稲垣惠三(NICT)・川西哲也(早大)・菅野敦史・山本直克(NICT)
コヒーレント光受信器の光フロントエンド部では、バランス型PDやTIAを用いて、信号光と局発光の差動成分のみを電気信号として後段の信号処理部に出力し、信号光もしくは局発光単体の信号は同相信号として抑圧する。これらの比は、同相信号除去比(Common Mode Rejection Ratio, CMRR)として定義される重要な性能指標であり、OIFでは測定法ならびにDCと22GHzでの値を規定している。
しかし、この方法はバランス型PD内の個々のPDの周波数特性を測定した結果から計算で求めており、動作状態と同一ではないためバランスが崩れる可能性がある。本稿では、差周波数が若干異なる2台の2トーン光信号をそれぞれ信号光および局発光とすることで、信号光側および局発光側CMRRを測定する方法を提案し、基礎実験でその動作を確認したので報告する。