電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-10-31
部分MIMOによる81km 7モード多重伝送実験
◎相馬大樹・若山雄太・竹島公貴(KDDI研)・五十嵐浩司(阪大)・釣谷剛宏(KDDI研)
近年,伝送容量の拡大を目指して,Few-modeファイバを用いたモード分割多重技術(MDM)に関する報告がされている.最近では,10モードを用いた125km伝送実験が行われており,MIMO信号処理により全モード間の結合を補償している.しかし,このフルMIMOシステムでは,伝送距離の増加に伴い信号処理に必要となるMIMOタップ数も増加してしまう.一方,モード間結合が抑圧された弱結合MDM方式では,信号処理に必要なMIMOサイズが2×2または4×4に制限されるだけでなく,DMD補償する必要がないため,タップ数の大幅な削減が期待される.本稿では,偏波多重QPSK信号を用いて7モード多重伝送し,最大240タップの2×2または4×4部分MIMO処理で81km伝送可能であることを示す.