電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-10-28
参照光時間インターリーブ多値光変調方式を適用したシンボル同期波長分割多重伝送における非線形クロストーク劣化
○岡村康弘・石村直敬(徳島大)・塙 雅典(山梨大)・高田 篤(徳島大)
参照光時間インターリーブ多値光変調方式を適用したコヒーレント波長分割多重光アクセス網(I-WDM-PON)は,従来に比べて低消費電力化と低遅延化,更に受信端末の波長無依存化を実現しつつPONを高速・大容量化できる可能性があるが,受信端末に局発光源を有さないため分岐数(=収容加入者数)の増加が困難である.この課題を克服するにはファイバ入射光パワの高パワ化が有効と考えられるが,これは伝送ファイバ中で生ずる光非線形クロストーク(XT)により制限される.また,位相基準となる参照光を多値光変調信号のハーフシンボル時間に挿入して伝送するインターリーブ方式を適用しているため,隣接波長チャネルからのXTによる参照光の歪みが,受信信号品質を著しく劣化させる可能性がある.本稿では,20 Gbit/sインターリーブQPSK信号の5 ch WDM伝送におけるXTの影響を数値計算により調査する.