電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-8-77
光アクセス装置の省電力化に向けた自己診断機能省略の検討
◎氏川裕隆・原田拓弥・吉野 學・鈴木謙一・大高明浩(NTT)
年々増加し続けるトラフィック量に伴って増加する,ネットワーク(NW)装置の消費電力が問題視されており,特にNW全体の電力の大半を占めるアクセスNWの省電力化が求められている.これに対し,光アクセスNWに広く用いられているPONの構成装置である,宅内装置ONUや局側装置OLTを,トラフィック量に応じてスリープさせ,省電力化を図る検討が行われてきた.
本稿では,NW装置がパケットを受信できない期間が長い代わりに,大幅な電力削減を見込めるDeep Sleepを適用する上で,電力削減の制約となる立ち上がり時間の短縮を図る.具体的には,NW装置がDeep Sleep状態から復帰する際に,自己診断機能を省略することで立ち上がり時間を短縮し,相対的にNW装置がスリープする割合を増加させ,省電力化を図る.