電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-8-62
アウトフェーズ方式によるベクトル変調波の逓倍
◎石井勝大・塩見英久・岡村康行(阪大)
 ミリ波やテラヘルツ波帯の正弦波を簡便に得る手法として、高い安定度のマイクロ波を半導体素子の非線形性を利用して逓倍する方法がしばしば用いられている。ここで、正弦波のみならずベクトル変調波も逓倍することができれば、通信機の簡素化に大きく役立つ。しかしながら、逓倍素子の非線形性によって変調波形が大きく歪んでしまうことが知られている。我々は、二つの等振幅角度変調波をあらかじめ用意し、逓倍したのち干渉させることでベクトル変調波を得る手法を検討している。本報告では、1.25GHzのシンセサイザを用いて2.5GHzのQPSK変調波を得る実験を行ったので報告する。