電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-8-61
二次元通信環境における低消費電力・高速無線通信
○増田祐一・野田聡人・篠田裕之(東大)
ディジタル無線通信システムにおける高速通信伝送方式の一つに, OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplicity) 方式がある. OFDM方式は, 高速なデータ列を複数の低速なデータ列に分割し, 並列に送受信する事で, 周波数利用効率が良く, マルチパス現象に強い通信が可能となる.
しかしその一方で, Fourier演算処理が必須であるために,演算器における消費電力が多く, また, 出力信号の平均値とピーク値の差が大きいので, 信号増幅器の利用効率が低いといった問題点がある.
本稿では,二次元通信[1]の環境内において低消費電力で高速な通信を実現することを目的として,OFDMを使用しない, 高シンボルレート・マルチキャリア伝送を提案する.