電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-8-25
遠隔機器制御のためのトランスポート層プロトコルの実験的検討
◎中村僚兵・小山恭平・小倉雅樹・葉玉寿弥(防衛大)
近年,軍事利用だけでなく,荷物輸送や災害等時の捜索などで遠隔制御可能な無人機(UV)の利用が注目されている.現在,これらのUV制御には専用網の利用が一般的であるが,広く普及しているLTE回線や無線LANなどの一般の無線通信網を利用し,サーバ側にUV制御に必要な機能を具備させることができれば,低コストかつ活動エリアの制約の少ないUV制御システムの実現が期待できる.しかしながら,一般網を介したUV制御では専用網に比べてパケット損失や伝送遅延といった通信品質の劣化が予想され,制御特性が低下することが考えられることから,遠隔機器制御に望ましいトランスポート層プロトコルを検討することは重要である.そこで,本稿ではトランスポート層プロトコルとしてTCPとUDPを遠隔機器制御に用いた場合に,ネットワークの通信品質がUVの制御特性へ与える影響を実験的に検討した結果について報告する.