電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-8-10
再配列QR分解を用いたQRM-MLDの性能改善
◎齋藤 匠・藤井洋佑・安 昌俊・橋本研也(千葉大)
現在,第5世代移動通信システム(5G)の実現を目指し,さまざまな検出方式においてBER特性の改善が求められている.MIMOシステムにおける検出方式としてはMLDが最良であるが,演算量が大きくなるため演算量削減型MLD(QRM-MLD)が広く用いられている.QRM-MLDではチャネル行列下段での検出結果を上段の推定に引き継ぐため,下段の検出の精度はより重要なものとなる.この性質を利用して,チャネル行列の並べ替えを行い,下段に精度の良い列ベクトルを用いることでBER特性を改善する技術がチャネルランキング
である.現在,QR分解を行ったチャネル行列の対角成分を用いて並べ替えを行う方法が提案されているが,この方法では並べ替えの順序が最良のものとならないという問題がある.そこで本稿では並べ替えを正確に行う方法を適用することでBER特性を改善する手法を検討する.