電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-8-2
固有モード伝送を用いたDual coding方式の提案
◎設樂 勇(日本工大)・西森健太郎(新潟大)・梅原大祐(京都工繊大)・森野善明・平栗健史(日本工大)
長距離の無線伝送システムの課題として,干渉や伝搬誤り等で生じるパケットの損失などによる通信品質の低下がある.この課題を解決するために単一方向の無線伝送システムを想定し,送信フレーム内の各パケットに異なる符号化率を割り当てる誤り符号割り当て方式とSVC (scalable video coding) 映像符号化を併用したDual Coding 方式を提案した.[1]提案方式の評価結果は,パケット誤り率が大きい場合にスループットが改善されることを確認した.
本稿では,先行研究Dual coding方式に加えて伝送方式にIEEE802.11acにオプションとして実装されている固有モード伝送を用いたマルチストリーム伝送方式を提案する.本提案方式は,Dual coding方式で符号化されたパケットを優先度や容量に応じて固有モード伝送の伝送レートに応じて割り当てるものである.

初期検討として,固有値SNRに対するMCS index (Modulation and Coding Index) より変調方式と符号化率の組み合わせを用いて,スループット特性を評価し,有効性を確認したので報告する.