電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-6-130
パス優先制御による高品質マルチビュービデオ伝送手法の基礎検討
◎石田哲大・大友伊織・藤橋卓也・廣田悠介・渡辺 尚(阪大)
ネットワークを通したマルチビュービデオ伝送は,立体映像や自由視点映像など,臨場感あふれるコンテンツをユーザに提供する.一方で,映像伝送時にデータ損失が生じると,誤り伝播により急激に映像品質が劣化する.データ損失による品質劣化を抑制するため,複数のパス(経路) に映像を分割して伝送し,損失情報を補間する手法が提案されている.一方で,複数のパスを構築する際,Software Defined Network(SDN) における優先制御を用いることで,複数のパスのうち,データ損失が起こらないパスを確保することができる.しかしながら,既存のマルチパス伝送手法では,各パスの品質は同程度であるとし仮定しており,パス間の品質差異は考慮していない.本稿では,パス間の品質差異を活用することで,伝送中の損失による影響を抑制するマルチビュービデオ伝送手法を提案する.具体的には,エンコード時における参照フレームを優先パスで伝送することで,高い映像品質を達成する.