電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-6-115
アドホックネットワークにおける領域制限形Opportunistic Routing
◎荒木涼太郎(芝浦工大)・山崎 託(早大)・山本 嶺(電通大)・三好 匠(芝浦工大)
アドホックネットワークでは,端末の移動や電波干渉により,絶えず通信環境が変化するため安定した通信を行うことが困難となる.そのため,構築した経路に従いパケット伝送を行うAODV(Ad-hoc on-demand distance vector)などのルーチングプロトコルでは,構築した経路を長時間維持することが困難となり,経路の再構築による遅延が生じる.この問題に対し,無線通信の同報性を利用し,パケットを日和見的に転送するOR(Opportunistic routing)が提案されている.ORでは,パケット転送を特定に経路に限定せず,パケットを受信した端末がホップ数などから算出される優先度を指標に自律的に転送を判断することで,パケット転送を冗長化する.しかし,ORでは,パケット転送を冗長化するため送信パケット数が増加し,通信資源を多く消費する.本研究では,パケットの転送領域を制限したORの提案と性能評価を行う.