電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-6-79
SYNパケットシェーピングにおけるバッファ長制御方式の提案
◎木村明寛・杉園幸司・福岡亜希・山本太三(NTT)
複数の端末とサーバがTCPで通信する際,時刻等を契機に端末が一斉に通信を開始することでトラヒックのバースト性が高まり,確立済みコネクション数がサーバに許容される最大値に達する場合がある.このとき,コネクションを確立するためのSYNパケットは,コネクションが解放されるまでの間,サーバにおいて破棄される.破棄されたSYNパケットの再送処理はTCPのアルゴリズムにより同期され,サーバにSNYパケットが到着しない時間が発生する.この間,サーバは新たなコネクションを確立できず,処理が非効率になる.著者らは,この対処として, IoT/M2Mのテレメトリングといった遅延が許容される用途を対象に,SYNパケットのみをシェーピングする方式(以下,SYNシェーピング)を提案している.
本稿では,SYNシェーピングにおける重複バッファリングの発生を抑制するためのバッファ長制御方式を提案する.