電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-5-189
ヘテロジーニアスネットワークでの干渉アラインメントにおける小型セルクラスタ化のための低演算量クラスタリングアルゴリズムの計算量解析
◎妹尾龍馬・大槻知明(慶大)・Wenjie Jiang・鷹取泰司・上原一浩(NTT)
周波数資源を有効利用可能な干渉除去技術として,近年,干渉アラインメントに注目が集まっている.筆者らは,これまでに,小型セルのクラスタ化を用いたヘテロジーニアスネットワークにおける干渉アラインメント,および小型セルクラスタ化のための低演算量クラスタリングアルゴリズム(以下,提案法)を提案してきた.特に,小型セルのクラスタ化により,単位送信アンテナあたりの周波数利用効率が向上することを示し,クラスタリング処理に要する計算量が大幅に削減可能であることを示した.
しかし,従来は,計算量評価において,いくつかのパラメータについて所要演算量を示しただけに留まり,その一般的な性質は明らかとなっていなかった.
本稿では,全探索法,貪欲法,提案法の計算量のオーダーを導出し,各計算量のクラスタ数およびクラスタサイズに対する増加率を明らかにする.
特に,全探索法および貪欲法では,クラスタ数およびクラスタサイズの両方,あるいはいずれか一方に対して計算量が指数的に増加するのに対し,提案法ではいずれに対しても多項式オーダーで計算量が増加することを示す.