電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-5-183
AWGN通信路における軟判定を用いた信号電力および雑音スペクトル密度の最尤推定法
○柴田洋平(慶大)・Yuan Haifeng(National Univ. of Singapore)・大槻知明・Kam Pooi Yuen(慶大)・増野 淳(NTT)
信号電力および雑音スペクトル密度の推定は通信システムにおいて重要な指標であり,従来はパイロット信号を用い推定されている.電力,周波数利用効率を上げるためにパイロット信号の数を減らす必要があるが,少ないパイロット信号は十分な精度で信号電力,雑音スペクトル密度を推定するのに十分で無い.本稿では,軟判定を用いた信号電力および雑音スペクトル密度の最尤推定法を提案する.提案法ではパイロット信号に加えデータ信号を用い,軟判定がどのように利用されるかを示す.また,繰り返しによる提案法の実装方法を提案する.計算機シミュレーションにより,提案法は正規化推定誤差分散およびビット誤り率特性において,パイロットのみを用いた推定法,硬判定推定よりも改善することを示す.