電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-5-182
QR分解を用いた確率伝播法に基づくMIMO復調法のガウス近似対数尤度比に関する一検討
◎田邉将吾・石橋功至(電通大)
多数の送受信アンテナを用いたMIMO(Multi-Input Multi-Output) システムにおいて,低演算量
かつ高い信号検出精度を持つ確率伝播(BP: BeliefPropagation) 法に基づく復調法が注目されている.BP
法では,通信路行列によって構成される二部グラフに対して事後確率計算を行うため,アンテナ本数の少ない場合には,小ループによる特性劣化が問題となる.従来では,QR 分解を用いることで,行列を変形し,ループの影響を軽減することで,特性の改善を図っている.一方で,従来では対数尤度比の計算においてmax-log 近似を用いており,送信ストリーム数が増えた場合には,その演算量が問題となる.本稿では,対数尤度比の計算にガウス近似を用いることで,演算量の低減を図り,その特性を計算機シミュレーションで明らかにする.