電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-5-164
広帯域信号到来方向推定法Squared TOPSの性能改善
○林 寛貴・大槻知明(慶大)
広帯域信号の到来方向推定手法の一つであるSquared TOPS (Test of Orthogonality of Projected Subspaces)は初期推定値を必要とせず,信号部分空間と雑音部分空間の直交性を検定することで良好な推定精度および分離性能を示す.一方で,空間スペクトラムに不要なピークが発生するという欠点を持つ.本稿では,Squared TOPSをベースに複数の周波数の信号部分空間から得られる情報を用いると共に直交検定行列に重み付けを行うことで,不要ピークの発生を完全に抑圧し,同時に到来方向推定精度を向上する手法を提案する.また,計算機シミュレーションにより提案法の性能を従来法と比較し,その有効性を確認する.