電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-5-162
搬送波の位相変動を用いた無線ステガノグラフィ
◎辻 和輝・笹岡秀一・岩井誠人(同志社大)
近年,無線通信の盗聴対策として情報伝送の事実そのものを当事者以外に秘匿しながら情報共有を行う無線ステガノグラフィ(無線信号秘匿)が提案されている.無線ステガノグラフィは情報ハイディングの概念であるステガノグラフィを無線通信に適用したものである.既存研究では,秘匿信号のカバー信号への埋め込み方法として線形加算処理に焦点を絞っており,他の埋め込み方式は未検討であった.そこで,本稿では秘匿信号をカバー信号の搬送波の位相に埋め込んで情報伝送を行う方式を提案し,計算機シミュレーションを用いてその特性を明らかにする.