電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-5-94
周波数選択性MIMO通信路におけるGFSK信号のコヒーレント受信に関する検討
◎阿部理生・岩波保則(名工大)
GFSK(Gaussian filtered FSK)信号は定包絡線で非線形増幅に強くスペクトル集中性が良いので,簡易な通信方式として従来から用いられてきた[1].しかし非線形変調方式であり,MIMO方式のへ適用は余り検討されていない。先にMIMO周波数選択性通信路におけるCP-FSK(Continuous Phase–FSK)信号に対し,コヒーレントMLD(Maximum Likelihood Detection)あるいはSD(Sphere Decoding)受信を用い,マルチパス遅延波対策としては零シンボル挿入(ZP: Zero Padding)を行い,過去送信シンボルによるISI(Inter-Symbol Interference)については慨判定結果を用いてキャンセルする方式について検討した[2].本稿では,CP-FSK信号よりスペクトル集中性の良いGFSK信号に対し,MIMOコヒーレント受信を適用し,BER特性の改善を図る。