電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-5-93
複数受信アンテナを用いた独立成分分析による信号分離の検討
◎則松勇輝・笹岡秀一・岩井誠人(同志社大)
複数システムが同一周波数帯域で運用されると,複数信号が相互に干渉する.その際,複数信号がそれぞれ別システムのものであると,ブラインド信号分離を行う必要がある.そこで,独立成分分析により相互干渉した複数信号を分離し,分離した信号から各信号成分と伝搬係数を推定する.ガウス伝送路の場合,伝搬係数の推定値と理想値の相対誤差は0.05まで下がる.準静的レイリーフェージング伝送路の場合,ガウス伝送路に比べ相対誤差は大きくなるが,0.1以下まで下がった.これにより,本推定法が準静的レイリーフェージング環境下でも有効であることがわかった.