電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-5-85
同時送信における IEEE 802.15.4 のパケット到達率の実験評価
◎勝間田優樹・廖 椿豪・田代諭拡・鈴木 誠・森川博之(東大)
無線センサネットワーク分野において,同時送信技術を利用したマルチホップ通信プロトコルによって高い信頼性,省電力性を実現可能なことが,実装により示されている [1].一方で,同時送信技術の信頼性低下が,シミュレーションにより示唆されている [2].実装とシミュレーションとの乖離解消に向け,筆者らは,シミュレーションと実装の両面から同時送信の信頼性評価を進めている [3].[3] では,実環境において生じる軽微なチャネル変動により,同時送信における干渉が破壊的となる要件が多くの場合に満たされないことを示した.本稿では,うなりを規定するオフセットのうち選定可能なものについて,必要となる信号対雑音比が最も上昇するオフセットを選定した上で実環境における評価を行う.