電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-5-63
LTE MTC Coverage Enhancement向けRepetitionへのRV Cyclingの導入に関する一検討
◎山本哲矢(パナソニック)・河内涼子(パナソニックシステムネットワークス開発研)・星野正幸(パナソニック)
LTE-Advanced Release 13のMachine Type Communication (MTC)の仕様検討において,同一の信号を複数サブフレームに渡って繰り返し送信するRepetitionを導入し,カバレッジを拡張することが検討されている.また,カバレッジ拡張(Coverage Enhancement: CE)を必要とするMTC端末(MTC CE端末)がチャネル変動の殆どない環境を想定していることに着目して,複数サブフレームの参照信号を利用したチャネル推定が導入される.筆者らは,複数サブフレームの参照信号およびデータ信号をIQ信号合成することで,簡易な受信機構成で複数サブフレーム間チャネル推定を実現すると共に,データ信号の受信信号対雑音電力比(SNR)を改善させるRepetition信号合成法(以降では,IQ信号合成と呼ぶ)を提案し,その適用効果を明らかにした.IQ信号合成を適用する場合,データ信号は複数サブフレーム間で同一のIQ信号(同一のRedundancy Version (RV))を送信する必要がある.一方,Repetition区間内でRVを変更することで,符号化利得獲得が期待できる.本稿では,複数サブフレーム毎にRVを変えること(RV Cycling)で,IQ信号合成による受信SNR向上と符号化利得獲得を狙ったRepetition方法を検討する.