電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-4-71
Sパラメータ測定値からLCL値の推定
○松嶋 徹(京大)・高谷和宏・奥川雄一郎(NTT)・杉浦 行・和田修己(京大)
縦電圧変換損(LCL: Longitudinal conversion loss)の測定法として、センタータップ付きバランを使った手法やLCLプローブを用いる方法がある。しかし、平衡度の良い回路(EUT)を測定する際は、極めて平衡度の高いバランやディファレンシャルモード・チョークが必要となり、コイル間結合係数を1にできないなどの理由により、測定が困難になる。これに対し本報告では、ベクトルネットワークアナライザ(VNA) を用いたSパラメータ測定によりLCLを簡易に推定する手法を提案する。提案した測定法によりEthernet用の擬似通信回路網のLCLを測定したところ、CISPR規格値を満たすことが証明され、提案手法の有効性が示された。