電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-4-67
ツイストペアケーブルの部分的不平衡とコモンモード電流
◎山村光卓・上 芳夫(電通大)・村野公俊(東海大)・肖 鳳超(電通大)
本稿では、筆者らが提案しているケーブルの断面形状を用いた伝送線路モデルの応用例を提示しており、ツイストペアケーブルのもつ部分的な不平衡構造に着目し、差動励振を行った際のケーブル上におけるコモンモード(CM)電流を理論的に求めている。ケーブルの回路網モデルの入出力端に電源と負荷を接続すると、両端における端子電圧および電流が求められる。それらを元に、ケーブルの各分割区間における縦続行列の関係式を順次適用することで、各部分におけるCM電流を求めている。計算の結果、ケーブル上にて、断面構造の周期的な変化に伴うCM電流の周期的な分布がみられた。特に、グラウンドに近づけて配線すると不平衡度が大きくなるためCM電流も大きくなり、また、ツイストの撚りピッチを小さくするとCM電流が小さくなる傾向がみられた。