電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-4-47
チョークコイルの寄生抵抗成分を考慮したPSD手法によるEMIフィルタの設計
◎川上雅士・石川晴雄・上 芳夫・肖 鳳超(電通大)
本論文では,初期設計・多目的満足化設計のための選考度付セットベース設計(PSD: Preference Set-Based Design) 手法を
フィルタ設計へ適用したときの有効性を検討している.
PSD手法は,不確実な設計情報が含まれる設計変数や要求性能をセット(領域、範囲)で扱い,かつ設計者の設計意図を
選好度という重み付けで定義して複数の要求性能を同時に満足する設計解セットを導出する手法である.
ここでは,この手法の原理について概説し,電源用のEMI(Electromagnetic
Interference)フィルタの設計に適用する例を取り上げ,
要求性能を満足する設計変数の設計解は領域で導出されているので,その領域を満足する組み合わせで設計した
フィルタを回路解析によって検証し,PSD手法の有効性・有用性を確かめている.
また実際にPSD手法の条件を満たすチョークコイルを試作し,理論上では検討していなかった寄生成分を考慮したモデルについて検討している.