電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-4-5
リアルな数値モデルを用いた携帯無線端末による体内植込み型心臓ペースメーカ周辺のSAR評価
○秋山良太・立野章博(千葉大)・齊藤一幸・渡辺聡一(NICT)・伊藤公一(千葉大)
近年,携帯無線端末が急速に普及しており,電波が身近で利用される機会が増大している.それらの端末から放射される電磁波による人体への作用が総務省をはじめ多数研究されている.通信端末で用いられる高周波数帯では熱的作用が支配的であり,SARを指標として評価がされている.特に,総務省は電波防護指にて,体内に医療機器などの金属を埋め込んでいる場合に,局所的な発熱を引き起こす可能性があると述べており,体内植込み型医療機器を考慮した端末使用時における人体への影響評価が必要である.本稿では,折り畳み式携帯電話と心臓ペースメーカを数値モデル化し,FDTD法によりSAR解析を行った.