電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-3-30
小型光トランスポンダ(SOTA)の軌道上実証(6)―伝搬データおよび雲観測データの比較―
○鈴木健治・宗正 康・國森裕生・豊嶋守生(NICT)
情報通信研究機構(NICT)では,今後数多く打ち上げられる可能性が高い50 kg程度の超小型衛星に搭載できる光通信実証実験ターミナル「SOTA (Small Optical TrAnsponder, 超小型光通信機器)」を開発した.空間伝搬による光通信は,RF帯通信と比較して超高速大容量通信が望める一方,雲あるいは霧など悪天候下においては,リンク確立そのものが不可能となる.回線信頼度を高めた宇宙光通信を普及のために,サイトダイバシティ技術[2]などが提案されているが,この技術を実運用するためには,夜間などにおいて光地上局上空の雲の分布状態を何らかのセンサを利用してリアルタイムに把握する必要がある.本報告では,SOTA-光地上局の光通信実験にて得られた伝搬データを同時刻に全天カメラにて撮影した画像および気象衛星「ひまわり8号」にて観測された画像[4]を比較した結果について述べる.