電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-3-25
小型光トランスポンダ(SOTA)の軌道上実証(1)―概要と地上局捕捉追尾―
○國森裕生・秋岡眞樹(NICT)・比嘉賢二(宇宙技術開発)・豊嶋守生(NICT)
情報通信研究機構(NICT)では,将来の宇宙において求められている大容量通信を衛星規模に応じてスケーラブルに展開するため超小型衛星に搭載できる光通信実証実験ターミナル「SOTA (Small Optical TrAnsponder, 超小型光通信機器)」を開発した. SOTA は,50 kg 級超小型衛星SOCRATES に搭載され,2014 年5 月にH-IIA ロケット24 号機の小型副衛星として高度約650 km のSSO に軌道投入された.これまで初期成果として搭載小型カメラにて実際に撮像された画像データを,大気揺らぎによる影響を低減できる符号方式にて1.55 μm による光ダウンリンクに成功について報告した.本講演では,その後の実験状況を含め表1で示す通信実験の概要と地上で得られた捕捉追尾の性能評価と課題について述べる.