電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-3-17
Ku帯衛星回線の降雨減衰特性に対する雨域通過速度と通過方向の影響について
◎窪田直樹・前川泰之・柴垣佳明(阪電通大)
大阪電気通信大学(OECU)、京都大学生存圏研究所(RISH)および信楽MU観測所(MU)で同時測定されたKu帯BS電波(11.84GHz、仰角41.4°、右旋円偏波)の3地点観測データを用いて、降雨減衰発生時の上空の雨域の通過速度を2011年〜2012年の間に推定した結果を、気象庁発行のWebサイトのレーダー・ナウキャストから得られた降水雲画像の通過速度と比較した。降水雲の通過方向はBS電波の3地点の減衰発生時間差から求めた雨域通過方向と良い一致を示し、両者は15例の降雨事象で0.6程度の相関があり、Web等から容易に得られる気象情報がサイトダイバーシティ等の運用に役立つ可能性がある。