電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-3-15
QZSSショートメッセージSS-CDMA通信:公平性を考慮したランダムアクセス制御手法の評価
◎大屋 慶・高橋智英・亀田 卓(東北大)・小熊 博(富山高専)・平 明徳・末松憲治・高木 直・坪内和夫(東北大)
地上系の通信インフラが被害を受ける災害時においても安否や避難状況の通知を可能にするため,位置情報,ショートメッセージ,IDを含むメッセージデータ(MD: message data)を個人の携帯端末から準天頂衛星システム(QZSS)経由で送受信可能なQZSSショートメッセージSS-CDMA (spread spectrum code division multiple access)通信の検討を行っている.回線利用効率を改善する予告チャネル(R-Ch)を使用したアクセス制御方式では,継続的に端末が発生する環境で,端末間の衝突回数の不公平性により一部端末の収容時間(通信要求)発生から収容までの所要時間)が長くなるという問題があった.そこで,端末間の衝突回数の公平性を向上させるために,サブグループ制御を用いたアクセス制御方式を提案している.本稿では,衝突回数閾値と収容サブグループ数を変化させた場合の収容時間を計算機シミュレーションにより求め,提案方式の効果を評価した.