電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-3-13
空間重畳型64QAM変調システムの重畳誤差補償の検討
◎山口大貴・田中將義(日大)
筆者等は,周波数帯域と電力の有効利用が可能な空間重畳型多値変調通信システムを提案している.64値直交振幅変調(64QAM)波を振幅変動の小さい3つのレベルの異なる4値位相変調(QPSK)波に分割し,個別に非線形領域で高効率電力増幅後に,2ビームで空間重畳合成する空間重畳型64 QAM (4x4x4システムを提案し,消費電力削減を実現できることを明らかにした.本論文では,受信器に2ビームの時間遅延誤差,電力増幅器(HPA)の特性偏差と空間重畳合成時の位相・利得の誤差を補償する機能を有するシステムを検討した.その結果,遅延偏差 1/16 シンボル,利得誤差1 dB,位相誤差15 degまでビームの誤差を許容できることを明らかにした.