電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-3-7
スペクトラム圧縮伝送における重畳符号化による大容量化の一検討
○増野 淳・阿部順一・中川匡夫(NTT)
シンボルレートを下回る伝送帯域で伝送を行うスペクトラム圧縮伝送は衛星通信用トランスポンダの余剰帯域利用に有用な伝送技術である.スペクトラム圧縮で生じたシンボル間干渉(ISI)はスペクトラム等化技術により抑圧可能であるが,16QAM のような振幅多値の変調方式ではISI による初段の復調・復号誤りの影響が大きく,十分な等化利得が得られない問題があった.本稿では複数の低次変調信号を用いた重畳符号化により送信信号を構成し,受信側ではISI 耐性の高い低次変調信号毎にスペクトラム等化処理を実施することで等化利得を改善し,逐次干渉除去の併用により重畳された信号を分離する手法を提案する.