電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-2-46
階層ベイズモデルに基づく圧縮センシングを用いた高分解能到来時間推定法
◎茂呂 彰・尚 方・木寺正平・桐本哲郎(電通大)
マイクロ波レーダシステムは, 全天候性の地表面計測等に有用である.レーダの分解能は送信信号の周波数帯域幅によって決定される.しかし,近年周波数資源の枯渇が問題視されており,十分な高分解能を達成するのに必要な連続した帯域を確保することは困難である.一方,帯域が分散した送信信号を用いる超分解能到来時間推定法として圧縮センシング(CS:Compressed Sensing) が注目されている.しかし,同手法では雑音環境下で分解能を保持することが難しいことがわかっている.雑音に対するロバスト性を確保するため,本稿では階層ベイズモデルに基づく圧縮センシングを導入する.同モデルでの事前情報として相互相関出力を組み込むことで上記問題点を解決する手法を提案する.数値計算により本手法の有効性を示す.