電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-2-24
ADS-Bデータを用いた航空機高度維持性能監視の試験システム
○松永圭左・宮崎裕己(電子航法研)
 短縮垂直間隔(RVSM)運用を導入した空域を飛行する航空機に対しては,航空機の高度維持性能監視を実施することとなっている。高度維持性能監視では,航空機の気圧高度計の誤差(ASE)を測定する必要があり,誤差の測定には,気圧高度値と,別途計測された幾何高度を用いる。
 幾何高度として,航空機から周期的に放送されるADS-Bデータに含まれるGNSS幾何高度情報を用いる方式が開発されているが,地域的な特性を持つ誤差要因の存在が判明している。このため,日本においてADS-Bデータを用いる高度監視システムを導入する場合の誤差要因の影響評価を行う必要がある。
 本稿では,電子航法研究所で進めている評価用の試験システムの整備状況について説明する。