電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-1-215
ユーザ選択を用いたNOMAと送信BFの多ユーザ環境における特性
◎鈴木志明・西森健太郎・中川敬太・牧野秀夫(新潟大)
近年の電波を利用する電子機器の増加により,無線アクセスにおける高速な通信や周波数利用効率の向上が求められている.マルチユーザMIMO技術は,線形制御を用いて基地局アンテナ数を超えたユーザと通信する場合,伝送速度が大きく低下する.その解法として, Successive interference canceller(SIC)を用いた下り回線Non-orthogonal multiple access(NOMA)が提案されている.しかしながら,電力制御とユーザ選択の観点から一本のアンテナに対して3ユーザ以上の多重が難しい.そこで,著者らはNOMAの適用ユーザ数を抑えつつ基地局アンテナ数を超えたユーザとの通信として,NOMAとZero forcing(ZF)による送信ビームフォーミング(Beam forming:BF)を併用した手法を提案している.本報告では,NOMAと送信BFの併用において問題となるビーム間干渉を低減するため,ZFの伝送レートを用いたユーザ選択アルゴリズムを提案する.さらに,計算機シミュレーションの結果から,提案法のビットレートの改善割合を示す.