電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-1-211
屋外実環境におけるFull Duplex MIMO伝送容量の実験的評価
◎樫野雄太・本間尚樹・経沢正邦(岩手大)・西森健太郎(新潟大)・恒川佳隆(岩手大)
著者らは基地局-端末間の上下リンクにおける信号伝送を同一周波数かつ同時に行うFull Duplexを研究している.このシステムでは従来の通信方式であるTDD (Time Division Duplex) 方式と比べて通信速度を理論上2倍に改善するが,アップリンクを行う端末からの信号がダウンリンクを行う端末へ漏れ込む端末間干渉が存在する.
本報告では,アップリンク,ダウンリンクユーザーが同時に存在するFull Duplexシステムを想定した屋外伝搬実験を行い,得られたチャネル情報を用いてFull Duplex MIMO (Multiple-Input and Multiple-Output) 方式における伝送容量を評価し,従来の通信方法と比べてFull Duplex MIMO方式が大きな伝送容量を実現することを示した.