電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-1-196
雑音部分空間の直交補空間を用いたRV-MUSIC法の改良
○園山浩司・松原 隆・グェン アントゥワン・黒川恭一(防衛大)
近年,アレーアンテナによる到来波の高精度な到来方向推定法のMUSIC法,ESPRIT法等が注目されている.MUSIC法の到来方向推定は広範囲の検索が必要なため,大きな計算量となり効率が悪いという問題点がある.RV-MUSIC法は,受信信号の相関行列の実部のみ又は虚部のみを用いたMUSIC法であり,検索範囲がMUSIC法の半分となり,計算量を減少できる.この手法は雑音が少ない状況では推定精度がMUSIC法と同等であるが,雑音が多い状況で推定精度が低くなるという問題点がある.このため,本研究はRV-MUSIC法を改良し,雑音が多い状況でも高い推定精度を得ることを目的とする.