電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-1-191
圧縮センシングを用いたFDTD法による伝搬路推定
◎小松知滉・関 竜哉・高橋和弥・本間尚樹・恒川佳隆(岩手大)
レイトレース法は伝搬パスの推定により伝搬特性を求めるが,光学近似による誤差が発生する.一方FDTD(Finite-Difference Time-Domain)法は複雑な構造でも前述の誤差を生ずることなく伝搬特性を計算できるが,伝搬パス自体は求められない.本報告では,FDTD法に圧縮センシングを適用することで,伝搬路を推定する方法を提案する.提案法では,複数のYeeセルをアレーアンテナと見立て,圧縮センシングにより電波の到来方向推定を行う.送受信を入れ替え再度到来方向推定を行うことで,伝搬に関与する信号だけを抽出し,伝搬路を推定する.2次元TM-FDTD法に提案法を適用することで,送受信間の直接波と反射波の伝搬路が推定可能であることを確認する.