電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-1-104
広帯域な直交偏波変換特性を有する多層構造周波数選択板
◎半田詩郎・堀 俊和・藤元美俊(福井大)
 著者らは,電磁波の透過位相を制御できる周波数選択板(FSS: Frequency Selective Surface)を用いることにより,垂直偏波を水平偏波に変換する透過型直交偏波変換空間フィルタを提案した.種々のアプリケーションに適用するためにはさらなる広帯域化が求められる.
 本報告では,広帯域化のための空間フィルタ特性について述べ,それを実現するFSSの構造を示す.
 直交方向でそれぞれLPF,HPFとなるFSSを構成し,それぞれの透過帯域の重なりを広げることにより広帯域化を実現する.グリッド構造の間にパッチを配置した構造のFSSを用いることにより所望の特性を満たし,偏波変換損失が1.0dB以下の比帯域幅18.1%を得ることを確認した.