電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-1-83
同一周波数全二重無線通信向けアンテナの動作原理に関する一考察
◎岩元 啓(東大)・Heino Mikko・羽田勝之(Aalto Univ.)・森川博之(東大)
送受間の高いアイソレーションにより実現される同一周波数全二重無線通信に関する検討が進められている.これまで,移動体通信においては水平面内の無指向性が重要となることから,相殺的干渉を利用したアンテナ配置技術が報告されている.報告では,複数送信アンテナから受信アンテナまでの距離差(位相差)を利用して相殺的干渉を発生させるため,異なる周波数では位相差が変化し,広帯域にアイソレーションを確保することが難しい.筆者らは,広帯域な高アイソレーションと水平面無指向性との実現するために,2対のダイポールアンテナと,ダイポールアンテナ間に配置された無給電素子からなるアンテナを検討している.本稿では,アンテナの調整可能性を示すために,提案する無給電素子の動作原理をシミュレーションによって解析する.