電子情報通信学会総合大会講演要旨
AS-6-2
現実的ネットワークにおける情報滞留について
◎柏原篤志・田村 裕・松本 峻(中大)・中野敬介(新潟大)
アドホックネットワークでは,送信元と宛先との間に連結な経路を構築してから情報を送るマルチホップ伝送が主にある.一方,送信元と宛先との間に連結な経路がなくとも情報を受信した端末が隣接する端末へ情報を繰り返し送ることで宛先に届けるエピデミック伝送の使用も考えられる.応用例として,エピデミック伝送を用いた情報滞留(Information Floating)によって情報配信を行い,目的地点への誘導が挙げられる.エピデミック伝送では,情報を所有している端末に対して隣接関係にある端末が多ければ多いほど情報が拡散する.本稿では,人が多く密集する場所(パブリックスペース)の存在を仮定し,パブリックスペースが情報滞留にもたらす効果について検討する.