電子情報通信学会総合大会講演要旨
A-16-3
CT画像における確率共鳴と付加ノイズの周波数帯域との関係
◎五十嵐健悟・山元勇輝・内藤啓介・藤井啓輔・川浦稚代(名大)・森 政樹(名大附属病院)・池田 充・今井國治(名大)
確率共鳴現象が非線形システム内で発見されて以来、この現象を応用する研究が様々な分野で行われるようになってきた。これまで筆者らは、X線CT画像に対し、適量の高周波ガウスノイズを付加することで、確率共鳴現象が効率よく発現し、コントラスト分解能の改善に有効であることを明らかにした。本研究では、画像に付加する高周波ガウスノイズの空間周波数帯域を変化させ、確率共鳴の発現、及びコントラスト分解能の改善について検討を行った。その結果、空間周波数帯域が狭い高周波ガウスノイズを付加することで、コントラスト分解能が効果的に改善され、さらに、信号形状の乱れやノイズの際立ちが少ない画像が得られることが明らかとなった。