電子情報通信学会総合大会講演要旨
A-14-2
複数変調方式を用いたミリ波レーダによる歩行者検知
◎森中諒太・小河昇平・東 篤司(住友電工)
近年,安全・安心への関心が高まる中,交差点内における事故防止などに向けた安全運転支援システムの実現が期待されている.ミリ波レーダは,その性能が天候や時間帯などに影響されにくいことから,交差点内の車両や歩行者を検知するインフラセンサとして適している.インフラセンサには歩行者の存在を正確に検知することが要求されるが,単一のレーダ方式を用いた場合には原理的に検知が困難な場面が発生する.そこで本研究では,レーダ方式としてFMCW方式と2FCW方式とを用いた組合せ方式を採用し,それぞれの方式の弱点を補完しあうことで歩行者の検知が困難な場面を低減するアルゴリズムを提案する.また実交差点において実施した実験結果を報告し,本研究の有効性を確認する.