電子情報通信学会総合大会講演要旨
A-10-5
シンボリック観測器を用いた模倣出力フィードバック制御
◎溝口将史・潮 俊光(阪大)
複雑で大規模なサイバーフィジカルシステムの制御においては、抽象化によるモデルの単純化が求められる。抽象化されたシステムの振る舞いと実際の物理プラントに求められる振る舞いとの関係性は近似交替模倣関係(acASR)によって表現され、状態フィードバック制御系や、DESオブザーバをこの枠組みに適用した出力フィードバック制御系がこれまでに構成されてきた。しかしこれらの研究の中では、acASRは距離に基づくものであった。抽象化されたシステムはシンボリックであり、距離は必ずしも仮定されない。そこで本報告では、距離を前提としないより一般的な関係に基づいてオブザーバを設計し、このオブザーバを用いた出力フィードバック制御系を構成する。