電子情報通信学会総合大会講演要旨
A-8-22
領域ベースの隠れ変数を用いたポアソンノイズ重畳画像の修復と領域分割
◎松本健太郎(関西大)・庄野 逸(電通大)・三好誠司(関西大)
マルコフ確率場(MRF)に基づく画像処理においてはしばしばベイズ推定が用いられる.ベイズ推定においてはエッジを表現するために事前分布に隠れ変数を導入することが有効である.ベイズ推定に基づく画像修復では,主に観測過程にガウスノイズが重畳される場合に関する議論がなされてきたが,現実世界の観測ノイズはガウスノイズとは限らない.たとえば,夜間の写真撮影や医用画像のような低輝度条件では,観測過程で重畳されるノイズはポアソンノイズとなる.本稿では,領域ベースの隠れ変数を用いる結合MRFに基づき,変分法を用いてポアソンノイズ重畳画像の修復と領域分割を行う決定論的アルゴリズムを導出し,性能評価を行う.